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インターネット証券

 

 

インターネット証券

 

インターネット証券のサービス合戦は過熱気味

各証券会社が生き残りをかけたサービス合戦を繰り広げているインターネット証券(ネット証券)ですが、今や常識となったネット株取引もますます便利になっていくでしょう。

 

インターネット証券の手数料 競争が熱い!

インターネット証券によって、取り扱っている商品やサービスには少しずつ違いがあります。

大手証券会社では、ネット株取引でも主要な商品をひととおり揃えていますが、中小規模の証券会社やネット株取引専門の証券会社では、取扱い商品が限られているところもあります。

数あるサービスのなかでも、もっとも各社が力を入れているのが売買手数料を安くすることです。

とはいっても、売買手数料の料金体系は証券会社によってさまざまです。1回の取引ごとに約定代金に一定の手数料率を掛けて計算するところもあれば「約定代金○○円以下ならいくら」と段階的に決まっているところもあります。

また、最近では「1日の約定代金の合計が○○円以下ならいくら」といった、まとめて計算するタイプの手数料体系も人気です。

投資家にとってはどの証券会社が一番安いのかが気になるところですが、実際には、取引する金額や頻度によって有利な証券会社、不利な証券会社が出てきます。自分がどのぐらい取引するのかを具体的にイメージしてから、有利な証券会社を選ぶのがベストといえるでしょう。

また、インターネット証券では入出金や口座管理料、株券の入出庫などについても無料としているところが多いようです。

 

主なインターネット証券 

人気のインターネット証券「SBI証券」
大手インターネット証券「松井証券」

 

インターネット証券で人気のクリック証券
おすすめのインターネット証券「ひまわり証券」

 

インターネット証券でおすすめは「カブドットコム証券」
インターネット証券「マネックス証券」

 

インターネット証券「楽天証券」
インターネット証券「野村ネット&コール」

 

 インターネット証券はサービスも豊富

インターネット証券がホームページ上で提供している情報サービスは、株式・為替市場の市況情報はもちろん、個別企業の業績情報、時事ニュース、アナリストレポート、企業分析レポートなど多岐にわたっています。

画面上で資産管理、取引履歴の管理ができるのも、ネット株取引ならではのサービスといえます。

預かってもらっている資産の明細や、保有している株の時価評価額、評価損益、平均取得単価、過去の取引履歴などを画面上で一覧にして見ることができるのは、投資家にとって大変便利です。

さらに、取引に応じてさまざまな特典が受けられるポイントがたまるサービスを提供している証券会社もあります。

 

アナリストレポート

証券会社や運用会社の調査部門に所属しているアナリストが、投資理論、財務分析、経営者へのインタビューなどをもとにした投資価値の分析をまとめたレポートです。

 

インターネット証券の代表的なサービス

株価や約定情報を通知 情報サービス
株価が希望の価格になったり、取引が成立するとメールなどで知らせてくれる 株式市場全体の市況や企業の業績情報、アナリストレポートなど

 

ポイントサービス 資産管理・取引履歴管理
取引ごとにポイントが貯まり、貯まったポイントはクレジットカードやマイレージポイントとして使用できる 保有銘柄の一覧や平均取得単価、過去の取引履歴などをいつでも一覧で見ることが可能

 

多くのネット証券を比較して検討しましょう

株売買手数料、口座管理料などの各手数料や取扱い商品、情報サービス、サポート体制など、ネット証券選びの比較項目はたくさんあります。さまざまなタイプのなかから自分に合ったネット証券を見極めましょう。

 

ネット証券の選び方

ネット証券を選ぶ場合には、店頭での取引の場合と異なり、支店数や立地条件などを考慮する必要がありません。しかし、手数料やサービス内容には一般の証券会社以上の開きがあります。

各ネット証券会社のホームベージには、手数料や取扱い商品、提供中の情報サービス、セキュリティシステム、サポート体制など、幅広い情報が公開されていますので、まずはいろいろなネット証券のホームページをひととおりのぞいてみるとよいでしょう。

ネット株取引の最大の魅力は格安な株売買手数料にありますが、手数料が安いからという理由だけで単純に証券会社を選ぶのは危険です。手数料はもちろん、それ以外のさまざまな条件についてもよく吟味することが大切です。

 

ネット証券を比較検討する際のポイント

それでは、ネット証券を比較検討する際の主なポイントをいくつかご紹介しましょう。

まずは、株売買手数料、口座管理料、情報サービス料などのコストです。

株売買手数料は証券会社によって料金体系が大きく異なります。どのくらいのお金を使って株式投資をすることになるのか予算の見当をつけてから、その金額に合わせて手数料を試算する必要があります。

ジャスダック銘柄ミニ株を扱っているかといった、取扱い商品のラインナップも必ず確認しておきましよう。

また、パソコンには、大きく分けてWindowsとマッキントッシュの2タイプがあります。システムがWindowsにしか対応していないネット証券もあるので、マッキントッシュを使っている人は注意が必要です。

 

コスト 取扱い商品
売買委託手数料の料金体系は? 口座管理料は有料か無料か? ジャスダック銘柄やミニ株などの取り扱いがあるのか?
サービス内容 情報サービス
売買注文の受付時間は? どんな注文方法があるのか? どんな情報サービスが受けられるのか? 有料か無料か?
操作性 システム
画面は見やすく、使い勝手が良いか? セキュリティは万全か? トラブル発生時の対応は?

 

ネット証券は、手数料は高めでも情報サービスが充実しており、必要に応じて店頭でもアドバイスを受けることのできるフルサービスタイプと、手数料が格安な代わりに店頭でのサービスはまったくないディスカウント・ブローカータイプに大きく分けられます。

ネット証券の主流は、ディスカウント・ブローカータイプですが、店頭でもいろいろと相談したいという人にはフルサービスタイプがおすすめです。

 

ディスカウント・ブローカータイプ

ネット株取引を専門とするインターネット証券はほとんどがこのタイプです。窓口を持たずに営業を行い、コスト削減を図ることで安い株売買手数料を実現しています。

 

注文画面の操作性もチェック!

売買注文をすべて画面上で入力することになるネット株取引では、注文画面が操作しやすいかどうかということが超重要。画面のデザインや文字の大きさは証券会社によって実にまちまち。ほとんどの証券会社で注文画面のデモページを見ることができるので、実際に取引を申し込む前にチェックするとよいでしょう。

 

ネット証券に口座を開設しましょう

ネット株取引の場合も、通常の取引と同様、まずは証券会社に口座を開設する必要があります。申し込みから取引開始までの流れを見てみましよう。

 

ネット証券の口座開設は超簡単!

証券会社が決まったら、いよいよお目当てのネット証券に口座開設の申し込みをしましょう。

ネット株取引の場合には、口座開設のためにわざわざ証券会社まで出向く必要はありません。ホームページ上、もしくは電話で口座開設に必要な書類を請求すれば、数日後に必要書類一式が郵送で送られてきます。

これに必要事項を記入、署名捺印し、本人確認書類を添付して返送します。すると、折り返しログインのためのIDやパスワードが記載された書類が送られてきます。

あとは、当初の購入資金を指定された口座に振り込めば、準備完了です。ここまでの手続きにかかる時間は、約1週間程度と思っておきましよう。

ただし、証券会社によっては、店頭で対面しての口座開設を条件にしているところもあります。また、すでにその証券会社で取引を行っている場合でも、ネット株取引をするためには別途申し込みが必要な場合もあります。疑問点などがあれば、証券会社に直接問い合わせをしてみましよう。

 

ネット証券口座開設の流れ

(SBI証券の場合)

ネット証券の申し込みの流れstep1~step3

ネット証券の申し込みの流れstep4

 

「完全前受け制」ってどんな制度?

ネット株取引の決済では「完全前受け制」を採用している証券会社がほとんどです。これは、株を買うときには買い付けに必要なお金を全額前受けるというものです。ネット株取引は窓口と違って、顔の見えない取引ですから、無用なトラブルを避けるために、こうした制度が使われているのです。

 

インターネットで株の売買注文の出し方

ネット取引であっても、株の売買の仕組みや、銘柄名、株数、価格といった注文に必要な情報は通常の株売買注文と違いはありません。基本的な方法は店頭での株売買注文と同じなのです。

 

インターネット株取引ではIDとパスワードが命綱!

インターネットで売買注文を出す場合でも、株の売買の仕組みそのものは、通常の株売買と変わりありません。

ネットで株売買注文を出すには、まず口座を開設したネット証券のホームページにアクセスし、IDやパスワードを入力して、取引画面にログインします。IDやパスワードを忘れてしまうとログインができませんので注意しましょう。

裏を返せば、IDとパスワードが他人に洩れてしまうと、勝手にログインされ、悪用される危険性もあるということです。決して他人に洩れないように、厳重に管理する必要があります

無事に取引画面にログインできたら、いよいよ株の売買注文スタートです。画面の表示にしたがって銘柄名や株数、価格、売りか買いかなどの注文内容の詳細を入力していきます。必要に応じて注文の訂正や取り消し、保有している株の一覧表示などをすることも可能です。

入力を終えたら、必ず注文の確認画面に進み、間違いがないかを確認してからログアウトしましよう。あとは売買が成立するのを待つだけです。

 

株売買注文の手順

 

株売買注文の手順は、まず株取引画面にログインする。最後に売買注文に間違いがないか確認してログアウトして終了

 

インターネット株取引の危険な一面

数多くのメリットがあるネット株取引ですが、一方ではインターネットならではのリスクがあるのも事実です。このことは忘れないでおきましょう。

 

ネット株取引は確認を怠るべからず

いつでもどこでも画面上の操作ひとつで株の売買ができてしまうネット取引は、大変便利なものです。でも、その反面、ネットの世界だからこそ起こりうる危険がたくさん潜んでいるのも事実。

株売買注文はすべて、コンピュータで処理されているため、システムがダウンした場合には、売買注文が実行されない可能性もあります。

また、うっかりして間違った注文内容を送信してしまうということも往々にして起こり得ます。1,000株買うつもりを10,000株と入力してしまっでも、買えるだけのお金が口座に預けてあれば、注文はそのまま実行されてしまいます。

もちろん、間違って注文しても、基本的には画面上で訂正や取り消しをすることが可能です。ただし、証券取引所の立ち会い中はすぐに注文が処理されてしまうため、電話でしか訂正や取り消しを受け付けてくれない証券会社もあります。

 

ネット株取引は自己責任を自覚して行いましょう

ネット株取引では、基本的には営業担当者のアドバイスを受けることなく、自分の判断で株の売買を行います。このようにマイペースで株式投資が楽しめることは、ネット株取引ならではの魅力ともいえます。

しかし、そこにはこれまで以上に「自己責任」の自覚が求められていることを忘れてはなりません。

パソコンを操作するだけで株の売買ができてしまうネット取引は、お金の動きを実感しづらく、ともするとゲーム感覚に陥りがち。ですから、インターネットで株の取引をする場合には、完全な自己責任にのっとった投資であることを常に肝に銘じ、しっかりとした運用スタンスで株の売買を行うことが必要です。

 

ネット証券のセキュリティ対策も課題

セキュリティ対策もインターネットならではの課題です。

どの証券会社でも、通信の機密保持については万全の体制で臨んでいます。

しかし、それでもアメリカでは、インターネットのしくみを巧みに利用して、投資家に損害を与える詐欺師も登場しています。

こうしたことをやみくもにおそれる必要はありませんが、可能性がゼロではないことを頭の隅に置いておきましょう。

 

インターネットウイルスへの対策法

パソコンがインターネットウイルスに感染すると、重要なデータが失われたり、プログラムが正常に作動しなくなったりしてしまいます。こうしたウィルスの感染源は、知らない人から届いたメールの添付ファイルの場合が多いです。こころあたりのない添付ファイルは開かずに、すぐに削除するようにしましょう。

 

インターネット株取引のココに注意!

パソコンやスマホを操作するだけで株の売買ができてしまう。
インターネット株取引の注意点
お金の動きを実感しづらいので、ゲーム感覚に陥りやすい

 

 

株の売買注文はすべて証券会社のコンピュータで処理されている
インターネット株取引の注意点
システムがダウンしたら実行されているはずの注文がそのままになっている可能性がある

 

 

セキュリティ対策がまだまだ万全とは言えない
インターネット株取引の注意点
悪質なハッカーやインターネットウイルスなどの被害に遭わないとも限らない

 

 

間違った数字を入力しても、ボタンを押せば情報が送信されてしまう
インターネット株取引の注意点
買えるだけのお金が口座にあれば、間違った注文でもそのまま実行される